狙われる家の無線LAN 隣人宅に不正接続容疑で男逮捕
今回の逮捕では、WEPキーパスワードの不正解除と侵入が確認されました。無線ランの暗号化方式のうちWEPキーパスワード設定は最も弱い部類のもので、国内外のウェブサイトには暗号解除ツールが多く出回っています。
例えば、10年以上前に発売されたBUFFALO(バッファロー・メルコ)のWBR-B11(台湾製)等は、購入後通電してすぐの状態=初期設定で無線LANパスワードそのものが設定されておらず「簡単に繋がるから」という安易な考えでそのまま設置していると、家の前に停めた車の中からでもネットワークに簡単に侵入される状態でした。
現在の無線LAN暗号化接続方式で、一般家庭や小規模オフィス内での使い勝手と安全性のバランスを考えるとWPA2-PSK(WPA2-パーソナル)方式が有効です。
ネットワーク機器の進化はパソコン同様、とても早いので3~5年を目処に新しい機器に興味を持ってもい、場合によっては買い換えることをお勧め致します。
*今回の逮捕で警察は、無線LAN侵入やインターネット接続傍受があった場合、犯罪を犯した者の拠点はもちろん、その犯罪に使われたインターネットの契約先にも家宅捜索がすぐに入ることがわかりました。充分ご注意くださいませ。